性的マイノリティ差別禁止法について

LGBT差別禁止法

私、佐藤かおりは、性的マイノリティの友人や、支援者を多く知っています。

性的マイノリティはLGBTなどを含む人たちの総称です。仕事や日常生活の中でたまたま出会って仲良くしている友人たちです。性的マイノリティだからといって特に何か意識したことはありませんでした。それくらい当たり前の存在でした。

ただ、社会構造を考えると差別や暴力にさらされる社会的弱者であることは間違いないと考えています。当事者の自殺念慮は6割から7割という調査があり、人々の偏見は年齢をおうごとに高くなり、会社では管理職に理解が乏しいと言われています。カミングアウトをしてもしなくても差別や偏見を野放しにした学校や会社では、当事者がありのままで生きられず、相談もできないような状況です。カミングアウトできたとしても、からかいやいじめ、ハラスメントが横行することに本人は抗うことが難しいような状況でもあります。

DVや性暴力の支援の中で私たちは、当事者たちがPTSDの症状や、うつのような症状、または死にたくなったり、罪悪感をもったりすることがあります。そのことから考えると、性に関わる暴力というのは、身体的な暴力のような目に見える暴力と違ってスティグマを負わされるという点で非常に重いものです。

また、性というのは人が生きることの根幹にも関わる大切なことですので、それが侵害されるということは生きていること自体を否定されるとの同じ感覚になると思います。

身体的な性別や、自分がどのような性で生きたいか、どのような性別の人を好きになるかについて、他人が否定したり、批判したりするようなことはできないものと考えます。

まだまだ偏見の多い日本社会で、同性愛やトランスジェンダー、性別違和についての知識が広く普及していないことは大変残念なことであり、法整備の不備だと考えます。この不備を是正するための性的マイノリティ差別禁止法(通称としてLGBTを使用していますが、本来はSexual Orientation and Gender Identity:性的指向や性自認という言葉を使い、「SOGIに関わらず差別を禁止する法」と記述した方が考え方に近くなります)の整備を目指します。